2007年10月24日水曜日

System 7で幕をあけた激動の1990年代(前編)

System 7で幕をあけた激動の1990年代(前編)

『林信行の「Leopard」に続く道』という連載の第3回目で、中身がいっぱいなので「前編」「中編」「後編」になるそうだ。これは、その前編。

前編の最後の一文が、グサッとくるというか、思わず笑ってしまったので、今後の連載に期待しようっと。

>日本に目を向けると、このマルチメディアブームの時代は、バブルが
>はじけていたにも関わらず、「マルチメディア市場はこれから大きく
>成長しそうだ」という期待感が大きかった。
>そして多くの日本企業がこうした海外のスタープログラマーらに投資した。
>
>しかし、やがて到来するインターネットブームによって、それまで夢を描い
>ていたCD-ROMを基盤とするマルチメディア文化は、泡のように消えて
>しまうのだった。(中編に続く)

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中・後編が出たので追記しときます。

System 7で幕をあけた激動の1990年代(中編)

System 7で幕をあけた激動の1990年代(後編)

面白かった部分を抜粋しときます。全て「後編」の4/4

>アップルはなんとかシェアを拡大しようとして、低価格な製品を乱造し、
>販売チャンネルを増やし、Windowsより多くの機能を先駆けて搭載し、
>他社と連合を組み、CPUから次世代>OS、PDA、ゲーム機などさまざまな
>研究開発に膨大な資金をつぎ込み、最後には少しでもシェアを伸ばそうと
>互換機ビジネスにまで手を出し、自社をソフトウェア会社とハードウェア
>会社に分社化することさえ検討した。
>
>しかし、そうした努力はついに実らず、最後には水泡に帰した。
これって、外部の実業家を招いて立てる戦略としては、ある意味王道なんだろうな。でも、それじゃうまくいかなかった。

>以前、スティーブ・ジョブズCEOはこう語ったことがある。「Macのシェアが
>少ないというが、車市場におけるメルセデスやBMWと同じ程度のシェアは
>持っている。いったいBMWのどこが悪いというんだ?」。

>「“アップルが勝つためにはマイクロソフトが負けなければならない”と言う
>考えは捨て去らなければならない。アップルが勝つためには、アップルが
>いい仕事をすればいいんだ」。

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連載は更に続いていた。

Leopardへの助走――Mac OS Xの誕生からTigerまで (1/4)

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これも読んでと書いてあった。
Macテクノロジー研究所
「ジョブズ・アンド・カンパニー
Apple ここだけの話

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